お電話でのお問合せはこちら
0120-914-005
受付時間
10:00~17:00
定休日
土曜・日曜・祝日

お問合せはお気軽に

金融機関は決算書のどこを見ているのか?

新宿区の中小企業向け融資制度の審査ポイント

損益計算書 編

新宿区の融資制度|金融機関の決算書の見方

金融機関にとって、会社の損益計算書は、融資の可否を判断する上で極めて重要な資料です。

これは、損益計算書が会社の「収益力」、「費用構造」、「利益体質」など、金融機関が最も関心を持つ情報を網羅しているためです。

ここでは各項目が、どのように金融機関から分析されているのかを解説します。

収益力(売上高・売上総利益)

売上高

金融機関は、決算書の売上高を見ることで、会社の過去の実績、現在の状況、そして将来の成長可能性を総合的に評価します。

売上高が単に高いかだけではなく、その質や安定性、そして将来性が重視されます。

融資の審査において、金融機関が決算書の売上高を審査する際には、主に以下の点を重視します。

  • 売上高の推移
    • ​安定性
      売上高が過去数期にわたって安定して推移しているか、または右肩上がりであるか。
    • 変動の要因
      売上高が大きく変動している場合は、その要因が一時的なものか、それとも構造的なものか。
    • 季節変動
      業種によっては季節変動が大きい場合があるため、そのパターンを考慮した上で評価します。
  • 売上高の構成
    • ​主力製品・サービス
      売上高の大部分を占める製品・サービスの売上構成比が、今後安定的に維持できるか。
    • 顧客
      主要顧客への依存度が高くないか。
  • 売上高の将来性
    • ​事業計画
      今後の売上高目標は現実的か。
    • 市場環境
      所属する業界の将来性や、競合他社の動向。
売上総利益

融資審査において、売上総利益は会社の収益力や将来性を評価する上で非常に重要な指標です。

金融機関は、売上総利益の推移、売上総利益率、構成要素などを総合的に分析し、融資実行の可否や条件を決定します。

着目する点は、利益額よりも売上高に対する売上総利益の割合「売上総利益率です。

  • 業界平均との比較
    同業他社や業界全体の平均的な売上総利益率と比較して、自社の収益力がどの程度か。
  • 過去の推移
    過去の売上総利益率と比較して、収益力が向上しているか、それとも低下しているか。
  • 競争力
    売上総利益率が高いほど、自社の製品やサービスに対する顧客の需要が強い、あるいはコスト管理が徹底されていると評価されます。

費用構造(販売費及び一般管理費)

販売費及び一般管理費

融資審査において、販売費及び一般管理費は、企業の収益性や将来性を評価する上で非常に重要な項目です。

金融機関は、この項目を詳細に分析し、融資実行の可否を判断します。

  • 人件費、広告宣伝費、賃料、水道光熱費など、各費目の内訳を詳細に確認します。
  • 特に役員報酬は、過大な役員報酬で会社を犠牲にしていないか等、社長の経営への姿勢が判断されます。
  • 広告宣伝費は、今後の売上拡大に繋がるような戦略的な支出であるかを確認します。
減価償却費

金融機関は、減価償却費を単なる経費としてではなく、会社の財務状況や将来の収益力などを総合的に判断する上で重要な要素として捉えています。

減価償却費の分析を通じて、会社の健全性や成長性などを評価し、融資実行の可否や条件を決定します。

  • 金融機関は減価償却費を設備資金の返済財源として重視しています。
  • 粉飾目的(赤字隠し)の減価償却費の未計上は必ずチェックされます。

利益体質(営業利益・経常利益)

営業利益

融資審査において、営業利益は企業の本業の収益力を示す重要な指標です。

金融機関は、この営業利益を過去の推移、収益力、リスク、事業内容など、多角的な視点から評価し、事業継続できるかを判断します

経常利益

金融機関は、経常利益を企業の安定的な収益力、そして返済の源泉として重要視しています。

金融機関とのやり取りで、損益計算書について質問された場合は、自信を持って回答できるよう、事前にしっかりと準備しておきましょう。

もし、損益計算書の読み方や分析方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

サポート事例

新宿区の制度融資を利用して事業成長を目指しましょう。

新宿区中小企業の経営者必見!融資審査で成功するための秘訣を公開。貸借対照表の項目別解説で、金融機関も納得の事業計画書を作成。資金調達でお悩みなら、ぜひご一読ください。

中小企業の税金・社会保険の悩みをワンストップで解決!

税理士と社労士のダブルライセンスを持つ税理士が対応。税務申告、給与計算、社会保険手続き、労務相談などをワンストップで対応します。

お問合せはこちら

お問合せ・ご相談は、お電話またはフォームにて受け付けております。

メールでのお問合せは24時間受け付けておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。

受付時間:10:00~17:00
定休日:土曜・日曜・祝日

お電話でのお問合せはこちら

0120-914-005

Menu

インフォメーション

お問合せ・ご相談
0120-914-005

お問合せはお電話・メールで受け付けています。
メールでのお問合せは24時間受け付けております。

受付時間/定休日
受付時間

10:00~17:00

定休日

土曜日・日曜日・祝日

アクセス

〒162-0066
東京都新宿区市ヶ谷台町16-6
16ビル2階

都営新宿線「曙橋駅」 徒歩7分